2009年12月28日月曜日

ダーウィンの思想


実家に帰る飛行機の中で岩波新書のダーウィンの思想を読みました。

面白かった点として、
本の帯にもあるように、生き物の誕生は神によるものではなく、
偶然の積み重ねと自然淘汰によるものであることを、ダーウィンが徹底的に説明しているところです。

ダーウィンの説がじょじょに受け入れられていった後も、ヒトだけは他の生き物と異なり神が創ったものである、と著名な科学者たちが考える中、ヒトも他の生き物も同じであるとするダーウィンの説明が圧巻でした。

ダーウィンよりも先に生き物の誕生と進化について論じた人はいたのですが、ダーウィンが一番有名なのはヒトだけは特別と考えられていた時代に、ヒトも他の動物も同列にしたからなんだと思いました。


また、
ダーウィンの思想を形作る事になった生き物たちの話も面白かったです。自然淘汰によって種が分かれていった、もしくは分かれていく途中と考えられる生き物の話はわくわくしました。生き物ってほんとにスゴイと改めて思いました。



今年読んだ本では一番面白かったです。

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