2011年8月30日火曜日

バンの親子

先週の土曜日は石狩川河口に行ったあと、
ロイズあいの里公園店にてお昼ごはんのパンを購入し、
あいの里公園で食べてました。

そしたら
そこにはバンがいました。


警戒心が薄く、かなり近くまで来てくれました。


つねに羽を上に上げているのが気になる。。。


ひっきりなしに水草をくわえ、

ぱくりっ

かわぇぇ。


成鳥でもかわいいのに、
さらに子どももいました。

ただ、子どもは正面から見ると、なんだかいまいちかわいくない。。。

ヒナは頭が赤いんですね。

でも、
ヒナが親にエサ(水草)をねだるときに、
羽(手?)をバタバタさせるのが、
すんごくかわいかったです。

ヒナが羽をバタバタさせているところ。
エサをもらった瞬間

子どもは少なくとも5個体いて、
この子だけ親からしきりにエサをねだっていました。
残りの4個体は自由気ままに水草をついばんでいて、
それはそれでとてもかわいかったです。

2011年8月28日日曜日

石狩のシギ

土曜日はいしかり調整池と石狩川河口(はまなすの丘公園)にシギを探しに行ってきました。

いしかり調整池は水はなくなっていたものの、
アオサギしかいなかったので、
さっさと石狩川河口へ。

海水浴客にじろじろ見られながら、
望遠レンズを担いで、浜をうろちょろしてみました。

不審者として通報されるんじゃないかという不安と
ジリジリと照りつける太陽の日差しにクラクラしているうちに、
トウネンの群れを見つけました。




小さいトウネンがちょこまかと動くさまは非常にかわいらしく、
普通種なのですが、写真をたくさん撮りました。


押してくる波をかわしつつ、

餌を探します。

そして
さっと嘴を地面に突き刺します。

ぷすっ

ひたすらこれの繰り返しですが、見ていて飽きません。
しかも、
写真を撮っていると、次第に向こうから近づいてくるので、
それがまた嬉しいのです。


残念ながら、
この日の石狩川河口にはトウネンとオバシギしか見つけられませんでしたが、
久々にシギのかわいさに萌えることができたのでよかったです。

オバシギ


2011年8月25日木曜日

美瑛岳帰り

20日は十勝岳と美瑛岳に登りました。

今回はその帰りについて。

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美瑛岳山頂でお昼ごはんを食べて
一路、美瑛富士を目指しました。


美瑛岳を降りて、最初のコルが十字路となっており、
それぞれ美瑛富士、トムラウシ、望岳台(登山口)へ向かう道でした。


本当は美瑛富士にも登りたかったのですが、
ここにきて、雨が降り、雷が鳴り出したので、
美瑛富士は諦め、走って望岳台に戻ることにしました。

十字路から望岳台までの道は
ハイマツやナナカマド、イソツツジなどのブッシュだらけでした。



花はウサギギクや(メアカン?)キンバイがありました。
また、美瑛岳周辺とは異なり、
チングルマやツガザクラはまだ咲いていました

雨の中、ぱちりっ。





1時間ほど歩くと、雨と雷が止むとともに、ボンビ沢につきました。


雨上がりということもあってか水量が多かったのですが、
ぎりぎり靴を濡らさなくてすみました。

ボンビ沢を過ぎると、傾斜も平坦になりました。

その後、
雪の残る大沢も鎖を使って渡り、


無事に帰ってくることができました。



十勝岳と美瑛岳は
それぞれ火山特有の景色と多くの花を楽しめる、
面白い山でした。

どちらの山も難所はなく、
時間と体力さえあれば、
両方まわることをお勧めします。




2011年8月23日火曜日

十勝岳から美瑛岳へ

8月20日は十勝岳と美瑛岳に登って来ました。

今回は十勝岳から美瑛岳へ縦走するときの様子について報告します。
美瑛岳

最初は稜線のはっきりしない、なだらかな道を歩きます。


石も小さく、まるで砂場の中を歩いているような感じでした。
下り斜面も厚い砂の層により、膝への負担も少なく、
非常に快適でした。


十勝岳から美瑛岳に向かうときには
この砂場の区間では下りのみでした。
逆に
美瑛岳から十勝岳に向かうときは
この砂場の区間は登りのみであり、
足が砂の中に沈んで、非常に歩きにくそうでした。


美瑛岳から十勝岳に向かうグループ。
砂場の登りは歩きにくそうでした。

美瑛岳に向かうにつれ、徐々に石が大きく多くなり、稜線もはっきりとしていきますが、
難所はなく、ハイキング感覚でサクサク進めます。

めっさとんがっているピークがあったり、

草本が帯状に生えている箇所があったり、
景色のバリエーションは豊かであり、
退屈しません。

美瑛岳のすぐ近くになると、とつぜん花が多くなります。
優占しているのはチングルマ。
花が咲いている時期に来たら、きっと感動するのでしょうね。

チングルマの群落。白いのはすべてチングルマの綿毛。
あとはイワギキョウ、コガネギク、ツガザクラ、イワブクロがありました。


そして、山頂へ。
残念ながらガスの中だったのですが、
わずかばかり眺望が開けたときがありました。


今回の登山の中で、
この十勝岳と美瑛岳の間の縦走が一番面白かったです。
火山特有の景色や、
ハッキリとした稜線、
お花畑など
めまぐるしく変わる景色に飽きることがありませんでした。


十勝岳に登る人の多くが、
美瑛岳には縦走せず、そのままピストンして帰っているようでしたが、
それはなんだか勿体無いと思いました。



つづく。

2011年8月21日日曜日

十勝岳美瑛岳縦走

8月20日の土曜日は日帰りで十勝岳と美瑛岳に登って来ました。


コースタイムは
望岳台(6:50) → 分岐路(7時30分) → スリバチ火口(8:25) → 十勝岳山頂(9:05)

十勝岳山頂(9:25) → 美瑛岳山頂(10:55)

美瑛岳山頂(11:15) → 分岐路2(11:50) → ボンビ沢(13:00) 
→ 分岐路(13:55) → 望岳台(14:00)

でした。


本当は美瑛富士にも登りたかったのですが、
雷を伴うにわか雨により断念。


赤線はGPSの軌跡です。軌跡が乱れているのはGPSの性能が低いためです。


登山口の望岳台が標高930 m、十勝岳山頂が2077 m、美瑛岳山頂が2052 mであり、
標高差は1100 m程度でした。



まずは登山口である望岳台。


十勝岳連峰が一望できました。
広い駐車場があり、トイレも完備されています。

ここから美瑛岳と十勝岳との分岐地点までは
ゆるく、小さな石の多い道でした。
石で捻挫しないように気をつけながら歩けば、
割と楽な道でした。

ちなみに
太陽の日差しを遮るものが何も無いため、
汗がじんわりと吹き出してきました。

木がない、石だらけの道でした。
花はイタドリがメイン。
こんな標高の高いところにまで進出してくるなんて。。。
ちなみに
イワブクロやマルバシモツケは咲き終わり、
エゾリンドウは、まだつぼみでした。

う~~~ん、つまらん。

撮るものが何も無いと、
余計なことばかり考えてしまうのでよくありません。

仕事で腹が立ったこととか
fxで負けたときのこととか、
私の人生、これでいいのかな?とか
そもそも何で山に登ってるんだろう?とか、
ネガティブ思考全開でテンションがた落ちでした。

こりゃいかん、と思いって
ちょっと早いけど、ゆずピールを食べてリフレッシュです。



なんとか気持ちを立てなおして歩いて行くと、
分岐地点を過ぎたあたりから
石が大きく、勾配が急になっていきました。







しかし、とくに辛いほどの傾斜でもなく、
スリバチ火口までサクサク進めました。

ここまでで望岳台から3.6キロ。

たしかに火口だけあって、
なんだか凹んでいるところもありました。

ここまで来ると、十勝岳の山頂がはっきり見えました。



ここから取付までは楽ちんでした。
石の径が小さく、勾配も緩やかで、
まるで神社の中を歩いているような感じでした。

そんな砂利道のあとは
岩場を急登でした。



ここは少し体力的にきつかったですが、
この区間は短く、10分も歩かぬうちに尾根に出ました。





尾根まで出ると風が強く、寒かったです。
さっきまで吹き出していた汗もぴったりと止み、
カメラを握る手が冷たいぐらいでした。

かっぱを羽織り、
10分ほど歩くと、頂上です。

北側には、これから向かう美瑛岳が見えました。
稜線のはっきりしない、ゆるやかで荒涼とした大地が広がっていました。



一方、南側には富良野岳と、そこにつづくハッキリとした稜線が見えていました。



そして西側には今まで歩いてきた道が見えました。


残念ながら、東側の十勝方面は厚い雲に覆われ、
何も見えませんでしたが、
北、南、西と三方は雲が少なく、
山頂からの景色を存分に楽しむことができました。

つづく。。。


2011年8月9日火曜日

蝶ヶ岳常念岳登山2日目

8月2日は蝶ヶ岳ヒュッテから始まり、
常念岳にのぼり、
三股駐車場に帰ってきました。

コースタイムとしては
蝶ヶ岳ヒュッテ(5時30分) → 蝶槍(6時24分) → 標高2512のピーク(8時30分)
→ 常念岳山頂着(10時50分)

常念岳山頂発(11時30分) → 前常念岳(12時30分) → 樹林帯入り口(13時30分)
→ 下山届け提出(16時50分) → 三股駐車場(17時20分)

でした
(ただ、下山時は膝を痛めてしまったので、
標準コースタイムより遅めになっています。)。






この日はご来光を見ようと朝4時に起床したものの、
雨ザーザーorz。
ご来光は諦め、
ご飯とお味噌汁を作って、
ゆっくりしていたら、
晴れ間が見えてきました。


穂高連峰

残念ながら、槍は見れず。

テンションMAXで蝶ヶ岳ヒュッテを後にしました。

蝶ヶ岳ヒュッテ
ここからしばらくの間は平坦なのですが、高山植物が多く、
なかなか前に進めません。

ミヤマダイコンソウ、テガタチドリ、イブキトラノオ、ニッコウキスゲ、、マルバダケブキ、イワベンケイ、イワツメクサ、オンタデ、チシマギキョウなどなどが見られました。

イワベンケイ咲き終わり。
カラマツ。ハイマツみたいに地面に這っていました。


鳥はイワヒバリやメボソムシクイ、ホシガラスはいましたが、
ライチョウは鳴き声すら聞こえず。。。

ホシガラス。左足にはハイマツの実を持ってます。

標高2592のピークを過ぎると、
常念岳が見えてきました。

この常念岳の登りが
岩だらけで歩きにくくて、くたびれました。
道しるべもところどころにあったのですが、
何度か迷ってしまいました。
慎重に降りてくる皆さん。
ここからは高山植物も少なく、
ひたすら登るのみでした。

そして我々と共に雲も登ってきて、
山頂についたときには
一面ガスで何も見えませんでした。。。


眺望が評判の山に登ったのに。。。



せっかくなので、視界ゼロのなか、カップラーメンを食べ、下山します。
いや~、虫が多くてたいへんだった。。。


帰りも岩だらけの道を歩いて行きました。

雨が降っていたので、足元が滑って怖かった。。。




ここから樹林帯までは
チングルマやタカネヤハズハハコなどがありました。

タカネヤハズハハコ

きっとライチョウであるに違いない羽も落ちていました。



樹林帯に入ると、たいして花もなく、
クネクネしている道をえんえんと歩いて行きました。
とにかく坂が急な上、
景色も代わり映えせず、
いろんな意味で辛い帰り道となりました。


総じて見ると、
蝶ヶ岳は容易に登れたのですが、
常念岳は体力的にも精神的にもキツメの山でした。

常念岳はとにかく岩場が辛くて辛くて。
とくに雨が降っていたので滑りやすく、
下りは滑らないように、常に気を張り詰めて歩いていました。
岩場を抜けた時のうれしさったら、そりゃあもう(笑)。


ただし、その辛さを補って余りある、景色の美しさと花の多さだったと思います。
残念ながら、全行程を通して天気が悪かったのですが、
ガスの切れ間に見えた、穂高連峰の美しさと迫力は本当にサイコーでした
(槍は見れなかったのですが、贅沢はいいません)。

蝶ヶ岳は花の種類が多く、図鑑を片手に、カメラをもう片手に歩いていると、
時間がいくらあってもたりません。
山小屋や登山道もかなり整備されていて、
施設面ではかなり快適でした。


蝶ヶ岳、常念岳ともに
体力はそこそこ必要なものの、
登山経験の浅い人にも
わりとお手軽に、北アルプスの楽しさを存分に味わせてくれる、
とても気前の良い山々だったと思います。

2011年8月7日日曜日

蝶ヶ岳常念岳登山1日目

8月1日から2日にかけて北アルプスの蝶ヶ岳と常念岳に登って来ました。



初日の1日は三股駐車場から蝶ヶ岳に登りました。

コースタイムは

三股駐車場(7時20分) → まめうち平(9時15分) → 最終ベンチ(12時10分) → 蝶ヶ岳ヒュッテ(12時30分)

であり、5時間10分かかりました。


このコースは、9割がた樹林帯の中を歩くので、
眺望はいまいちです。
樹林帯の中では高山植物も少ないです。

見るものが少ない上に
傾斜も緩いので
サクサク登れました。


ただ、
残り1割の道のりが楽しかったです。
尾根に出ると、
高山植物の種類が一気に増えたからです。
また、
天気が良ければ、
穂高連峰を一望できるそうです(我々は残念ながら天気が悪く、見れませんでしたが)。


見られた動植物として、
まずは樹林帯から。

哺乳類は何も出ず。
鳥類はルリビタキがたくさん、
コマドリもそこそこ、
コガラやビンズイがたまに見れました。

ルリビタキ♀

あと、
ヒキガエルがやたら見られました。
草本類はゴゼンタチバナやカニコウモリが多く見られました。




樹林帯の出口に差し掛かると、
動植物相がいっきにかわっていきました。

鳥類ではイワヒバリやカヤクグリが見られ、
草本類ではエゾシオガマ、ハクサンフウロ、クルマユリ、クロユリ、シナノキンバイ、ウサギギク、ハクサンシャクナゲ、コバイケイソウ、モミジカラマツ、コイワカガミ、ツガザクラ、ヨツバシオガマ、コケモモ、アオノツガザクラ、キヌガサソウなどが見られるようになりました。

クルマユリ

エゾシオガマ

キヌガサソウ



この日は蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊しました。
蝶ヶ岳ヒュッテは快適でした。
トイレが臭いのが難点でしたが、
設備等はすべて新しくきれいでした。

また、
飲み物や行動食、タオルやライターなども売っており、
コンビニかっ、と思うほど便利でした。
携帯は繋がりにくいものの、
ブロードバンド環境まで整っていました。
こんなところに泊まってしまうと、もう南アの山荘には泊まれないな、
と思いました(最近の南アも設備が良くなっているかもしれませんが。。。)。


ここで食事もとれますが
貧乏な我々は、
ロイズのレトルトカレーと
おしるこで空腹を満たし、
翌日に備えました。


つづく。。。