今回は十勝岳から美瑛岳へ縦走するときの様子について報告します。
美瑛岳 |
最初は稜線のはっきりしない、なだらかな道を歩きます。
石も小さく、まるで砂場の中を歩いているような感じでした。
下り斜面も厚い砂の層により、膝への負担も少なく、
非常に快適でした。
十勝岳から美瑛岳に向かうときには
この砂場の区間では下りのみでした。
逆に
美瑛岳から十勝岳に向かうときは
この砂場の区間は登りのみであり、
足が砂の中に沈んで、非常に歩きにくそうでした。
美瑛岳から十勝岳に向かうグループ。 砂場の登りは歩きにくそうでした。 |
美瑛岳に向かうにつれ、徐々に石が大きく多くなり、稜線もはっきりとしていきますが、
難所はなく、ハイキング感覚でサクサク進めます。
めっさとんがっているピークがあったり、
草本が帯状に生えている箇所があったり、
景色のバリエーションは豊かであり、
退屈しません。
美瑛岳のすぐ近くになると、とつぜん花が多くなります。
優占しているのはチングルマ。
花が咲いている時期に来たら、きっと感動するのでしょうね。
チングルマの群落。白いのはすべてチングルマの綿毛。 |
そして、山頂へ。
残念ながらガスの中だったのですが、
わずかばかり眺望が開けたときがありました。
今回の登山の中で、
この十勝岳と美瑛岳の間の縦走が一番面白かったです。
火山特有の景色や、
ハッキリとした稜線、
お花畑など
めまぐるしく変わる景色に飽きることがありませんでした。
十勝岳に登る人の多くが、
美瑛岳には縦走せず、そのままピストンして帰っているようでしたが、
それはなんだか勿体無いと思いました。
つづく。
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