2011年8月9日火曜日

蝶ヶ岳常念岳登山2日目

8月2日は蝶ヶ岳ヒュッテから始まり、
常念岳にのぼり、
三股駐車場に帰ってきました。

コースタイムとしては
蝶ヶ岳ヒュッテ(5時30分) → 蝶槍(6時24分) → 標高2512のピーク(8時30分)
→ 常念岳山頂着(10時50分)

常念岳山頂発(11時30分) → 前常念岳(12時30分) → 樹林帯入り口(13時30分)
→ 下山届け提出(16時50分) → 三股駐車場(17時20分)

でした
(ただ、下山時は膝を痛めてしまったので、
標準コースタイムより遅めになっています。)。






この日はご来光を見ようと朝4時に起床したものの、
雨ザーザーorz。
ご来光は諦め、
ご飯とお味噌汁を作って、
ゆっくりしていたら、
晴れ間が見えてきました。


穂高連峰

残念ながら、槍は見れず。

テンションMAXで蝶ヶ岳ヒュッテを後にしました。

蝶ヶ岳ヒュッテ
ここからしばらくの間は平坦なのですが、高山植物が多く、
なかなか前に進めません。

ミヤマダイコンソウ、テガタチドリ、イブキトラノオ、ニッコウキスゲ、、マルバダケブキ、イワベンケイ、イワツメクサ、オンタデ、チシマギキョウなどなどが見られました。

イワベンケイ咲き終わり。
カラマツ。ハイマツみたいに地面に這っていました。


鳥はイワヒバリやメボソムシクイ、ホシガラスはいましたが、
ライチョウは鳴き声すら聞こえず。。。

ホシガラス。左足にはハイマツの実を持ってます。

標高2592のピークを過ぎると、
常念岳が見えてきました。

この常念岳の登りが
岩だらけで歩きにくくて、くたびれました。
道しるべもところどころにあったのですが、
何度か迷ってしまいました。
慎重に降りてくる皆さん。
ここからは高山植物も少なく、
ひたすら登るのみでした。

そして我々と共に雲も登ってきて、
山頂についたときには
一面ガスで何も見えませんでした。。。


眺望が評判の山に登ったのに。。。



せっかくなので、視界ゼロのなか、カップラーメンを食べ、下山します。
いや~、虫が多くてたいへんだった。。。


帰りも岩だらけの道を歩いて行きました。

雨が降っていたので、足元が滑って怖かった。。。




ここから樹林帯までは
チングルマやタカネヤハズハハコなどがありました。

タカネヤハズハハコ

きっとライチョウであるに違いない羽も落ちていました。



樹林帯に入ると、たいして花もなく、
クネクネしている道をえんえんと歩いて行きました。
とにかく坂が急な上、
景色も代わり映えせず、
いろんな意味で辛い帰り道となりました。


総じて見ると、
蝶ヶ岳は容易に登れたのですが、
常念岳は体力的にも精神的にもキツメの山でした。

常念岳はとにかく岩場が辛くて辛くて。
とくに雨が降っていたので滑りやすく、
下りは滑らないように、常に気を張り詰めて歩いていました。
岩場を抜けた時のうれしさったら、そりゃあもう(笑)。


ただし、その辛さを補って余りある、景色の美しさと花の多さだったと思います。
残念ながら、全行程を通して天気が悪かったのですが、
ガスの切れ間に見えた、穂高連峰の美しさと迫力は本当にサイコーでした
(槍は見れなかったのですが、贅沢はいいません)。

蝶ヶ岳は花の種類が多く、図鑑を片手に、カメラをもう片手に歩いていると、
時間がいくらあってもたりません。
山小屋や登山道もかなり整備されていて、
施設面ではかなり快適でした。


蝶ヶ岳、常念岳ともに
体力はそこそこ必要なものの、
登山経験の浅い人にも
わりとお手軽に、北アルプスの楽しさを存分に味わせてくれる、
とても気前の良い山々だったと思います。

2 件のコメント:

Tommy さんのコメント...

私も7月、初めて北アルプスを登りましたが・・・
本当、花が多くて全然進めなかったです。。
楽しかった。

nikaiさんも同じような状況だったのでしょうね(笑
ライチョウは羽だけでしたか??

nikaiさんはあんまり山に登らないイメージだったのですが・・・
今度ご一緒しましょう!

Nikai さんのコメント...

北アルプスはいいよね。

花もそうだけど、
景色もほんとに素晴らしい!

ライチョウは残念ながら見れなかったよー。
クマは2回見たけど、写真は撮れず。
カメラを取り出す心理的余裕が無かった。。。

一緒に登ったのは羅臼岳とアポイ岳ぐらいだっけ?
また登りましょう。